スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「桃、かわいい」
「…ひゃ……んっ……」
遼平さんが与え続けてくれる快感に、あたしは返事をすることが出来なくなっていた。
返事をしたくても、遼平さんの手や舌が邪魔をする。
そんなことが繰り返されていると、情事は終わりに近づいていた。
「桃、痛かったら言えよ?」
そう言う遼平さんもなんだか苦しそうで。
あたしは返事をする代わりに、ギュッと遼平さんの背中にしがみついた。
そして、遼平さんはあたしの中に入ってきた。
よく、処女は痛いとか言うじゃん?
だけど、あたしは遼平さんから与えられる快感のほうが何倍も大きかった。
「遼平…さん…、あ…い…して……る……」
あたしは消えそうな意識の中を彷徨いながら、ありのままの気持ちを伝えた。
と同時に、あたしの意識は遠のいていった。
…遼平さんの気持ちを聞かないまま。
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