スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「う……ん…?」
「気がついたか、桃」
気付けばあたしは、ベッドの上で遼平さんに腕枕をされながら眠っていた。
遼平さんが優しく微笑んでくれる。
あたしは遼平さんの胸に頭を当てた。
「えへへ…幸せ…」
「………だな」
何故か、遼平さんの返事が遅かった。
あたしは遼平さんの顔を見る。
その顔は何故か、悲しみに溢れているようだった。
…なんで?
あたしが口を開くより先に、遼平さんが口を開いた。
「さっき言った、俺が桃に話さなければいけないこと聞いてくれるか?」
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