スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
後ろから最近聞きなれた声が聞こえてきた。
俺は冷たい目でソイツを見る。
「なんなの?アタシに何か用?」
そう言って、ソイツ…美香は腰まである髪をなびかせた。
俺は溜め息をひとつつくと、美香を見た。
「昨日の結論出してきた」
「…さすが遼平は早いわね」
バカにするように美香が笑う。
俺はそんな美香がどうしても悪魔にしか見えなかった。
「…もう桃には関わらない。
これでいいんだろ?」
俺の言葉を聞いた美香は、満足そうに笑った。
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