スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「…今からでも遅くねぇ。
もう我慢するな、遼平。
浜野のことだって、お前だけじゃないんだ。
俺達だって桃を全力で守る。
お前には仲間がついてる。
これ以上お前が壊れていく姿を俺は見たくねーよ…」
―――幸也。
お前はなんでも俺のことが分かるんだな。
俺はずっと眉を潜めている幸也に向かって呟いた。
「…そうだよな。
守ろうと思えば、誰かに頼ってでも、どんな手を使ってでも守るべきだったよな。
俺、甘えてたわ。
美香のことにしろ桃のことにしろ。
…今からでも、遅くはないよな?」
俺の言葉に、幸也は静かに頷いた。
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