スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*



俺は男として最低だった。


いつも自分は被害者なんだって思い続けていた。



だけど、一番の被害者は…

何も知らずに俺から捨てられた、桃だよな。



美香にも、気持ちがないのに付き合っていたんだから申し訳ないよな。




「俺、明日の朝一番に美香と話をつけてくる。

そして、遅いかもしれねーけど…桃に会いにいってくるわ」




俺の真っ直ぐな気持ちに、やっと幸也の顔に笑みが戻った。




「遼平はそのくらいがちょうどいいわ。

よし!!今日は呑むか!!」



「俺、二日酔いの状態で桃に会いに行くのかよ…」




俺達は笑い合いながら夜を共にした―――




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