スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
あたし達は、ひびきのおばさんに呼ばれてダイニングに移動した。
「おはよ、桃さんに姉貴」
そこには朝ご飯真っ最中のひかる君がいた。
あたしは気まずくて顔を合わせないまま「おはよう」とだけ言った。
ひかる君は、あたしが昨日決心した気持ちなど知らずに、あたしに笑顔を向けてくる。
あたしはずっと頷いていただけだった。
話の内容もあまり覚えていない。
昨日、自分でひかる君に話すって決めたのに…。
しっかりしなきゃ。
あたしは自分に渇を入れるように頬を叩いた。
そんなあたしの異変に気付いたのは、ひびきただ一人。
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