スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
あたしがなかなか話を切り出せないことにより、ひかる君の部屋には沈黙が訪れる。
…なんとか頑張って切り出さないと!!
あたしが覚悟を決めて口を開こうとした時だった。
「やっぱり、そのことなんですね」
「え…??」
あたしの瞳に映るひかる君は微笑んでいたけど…その表情には、悲しみも含まれていたように見えた。
「俺にとって、うれしくない知らせですよね?」
「ひかる君?」
「いずれ言いに来ると覚悟は出来ていました。
だから…言ってください。
桃さんの気持ち」
…ひかる君、もしかして気付いてるの?
あたしが今から言おうとしていること。
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