スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
―――パッ…!!
「きゃあっ!!」
突然、あたしの悲鳴と共に会場の明かりがついた。
あたしは周りをキョロキョロと見回す。
そして、ちょうど後ろを見た時だった。
「………え…?」
あたしの瞳には、ありえない人物が映っていた。
幻覚だと思って、何度も目をこする。
だけど、その幻覚は消えることはなくて、あたしにどんどん近づいてくる。
そして、あたしの前でピタっと止まった。
「久しぶりだな」
「…なんで…いるの……?」
あたしは目を疑った。
だって、あたしの目の前にいるのは紛れもなく―――
…あたしの愛しい人だったんだから。
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