スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
そんな時、雰囲気をぶち壊す一人の男がやってきた。
「やあやあ!!
幸せになれたようで俺は嬉しいわ」
後ろから聞き覚えのある声。
その人が見える位置にいる遼平さんは呆れ返っていた。
あたしはなんとなくその人の正体が分かっていた。
振り返ると同時に、あたしは叫んだ。
「…何してんの、お兄ちゃん」
「何も?」
そう言いながらもニッコリ笑顔のお兄ちゃん。
あたしはこの時確実した。
…遼平さんとお兄ちゃんはグルだったんだな、と。
だからお兄ちゃんは気持ち悪いフリなんかしてたんだ。
あたしはお兄ちゃんに対してのため息をついた。
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