スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
あたしはニッコリと微笑んだ。
そして、隣にはテレビで騒がれている張本人。
「…ったく。
さっき佐倉に頼んでテレビ局にファックス送って貰ったのに、もう報道されてやがる。
テレビ局もよっぽど暇なんだな」
…いやいや。
あなたが凄い人だから、こうやって騒がれてるんですけど…。
あたしが遼平さんに向かって照れた顔をすると、遼平さんは妖しくあたしに笑いかけた。
「こりゃ、明日くらいに結婚会見開かねーとな。
桃、お前会見に出ろ」
「っはあ…!?
なんであたしが出なきゃいけないのよ!」
あたしが反抗すると、遼平さんは優しく唇を重ねてきた。
そしてキスが終わると、遼平さんの唇があたしの耳元に近付いてきた。
「さっきみたいなキスを、日本全国民に見せ付ける為だから。
覚悟しろよ?桃…」
end.
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