スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「行くぞ、桃」
「へっ…………!?」
遼平さんはあたしの手を繋いだまま、奥へと進みはじめた。
進めば進ほど、メイドさんや執事さんの数は減っていく。
あたしは勇気を出して聞いてみた。
「遼平さん……
本当に何が起こるの……?」
「だから、秘密だって」
「お願い!!教えてっ!!」
あたしは片手で、お願いのポーズをとる。
そんなあたしを見て、ため息をつきながら遼平さんは口を開いた。
「びびらねぇ?」
「うんっ!!」
「逃げ出さねぇ?」
「うんっっ!!!!」
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