スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
扉の中には、
豪華なシャンデリア、
ふかふかそうなソファー、
そして……
「お帰り、遼平」
「久しぶりね」
ハンサムな男の人と、
綺麗な女の人が立っていた。
この人達が、
―――遼平さんのご両親…。
あたしはゴクリ、と息を飲んだ。
「あ、親父にお袋。
この方がこの間話した、桃さん」
トン、と遼平さんがあたしの肩を叩いた。
「はっ…はじめまして!!
佐々木 桃ですっ…!!
よろしくお願いします!!」
あたしは戸惑いながらも、
ご両親に向かって頭を下げた。
.