スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
状況が同じ…??
「あたし、元々はね、
桃さんと同じ一般市民だったの」
「そっそうなんですか!?」
あたしは目を開いた。
遼平さんは知っていたらしく、微動だにしない。
「そりゃ、格が違うだの色々言われたわ。
嫌なときもあった。
不安なときもあった。
だから…
あたしたちみたいな思いをしてほしくないのよ、
―――遼平と桃さんには」
話し終えた瞬間、
お母様の手が、あたしの手を握った。
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