スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「あっ、佐々木さんに結城さん。
写真撮るの?」
「野坂君っ……!!」
ふと、あたしたちの前を通りかかった野坂君が声をかけてきた。
野坂君も、無事に志望校に合格したそうで。
そんな野坂君は、いつもに増して輝いていた。
「ちょうどよかった!!
野坂君、写真撮ってくれない?」
「もちろんいいよ」
野坂君はひびきが持っていたカメラを受け取った。
その間に必死に涙を拭くひびき。
この時間が、
あたしにとって、気持ちよかった。
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