スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
とりあえず、桃の上に布団をかける。
肌が見えないようにするために。
布団をかけながら、俺はため息をついた。
なんだか、情けないな、俺。
桃と同じ空間にいるだけで、心臓が壊れそうだから。
「………んっ…」
「桃…………?」
桃の声がふと耳に入ってきた。
どうやら、寝返りをうったのだろう。
そう思うと同時に―――
―――バサッ…
布団がベッドから落ちていった。
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