スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「えぇっ………!!??」
俺の言葉を聞いた直後、桃はうるさいくらいの叫び声を俺に浴びせてきた。
顔は固まっている。
「そんなことしたら、お母さんが一人ぼっちだよおっ!!」
そのまま桃は顔を俯せた。
そうか。
桃は心配してんだな。
佐々木家の大黒柱はもういない。
そんな状況で、幸也が家から出て行って、
桃は百合さんを一人ぼっちにしないようにしてたんだな。
だからか。
家から近い短大を受けたのも。
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