スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「というわけで……」
俺は呆気にとられていた桃の顔に近付く。
突然のことにびっくりした桃は、
身体をビクン、と震わせた。
「意見はないよな?
俺との同棲は」
「………………はい」
桃は顔を真っ赤にしながら、
悔しそうに頷いた。
そんな桃がかわいくて
「ひゃあっ!!」
ついつい首筋を撫でてしまった。
桃の顔は、さらに赤くなっていく。
そんな桃の首筋に、顔を近付けたときだった。
―――トントン…
.