スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*



桃が出て行って、一気に部屋が静かになる。




さて。


少しベランダにでも出るか。





そう思って歩きだそうとしたその時―――














「いつまでその調子でいられるのかしらね」








俺の後ろから、そんな声が聞こえてきた。


咄嗟に振り返る。






だけど―――




「なんだよ、今の…」




もう既にメイドの姿はなかった。







でも、今のは


明らかにメイドの声だった―――







.
< 72 / 215 >

この作品をシェア

pagetop