スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と？*

でも………




「待ってください、桃さん」




ひかる君はあたしの声なんか聞かずに、こっちを向いた。


しかも、なぜか視線は遼平さんに向けられていて。





なんか、ヤバイ雰囲気。

やっぱりここに案内するんじゃなかった。




いまさらながら、そんな後悔があたしを襲った。










「菅谷社長、

お知らせすることがあります」






ふと、ひかる君が呟いた。


遼平さんの顔がどんどん険しくなっていく。





ひかる君は大きく息を吸った。

















「俺、菅谷社長から桃さんを奪いますから。


覚悟しておいてください」












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