スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*
「ねえ、桃ー!!」
「ハナちゃん、どうしたの?」
ハナちゃんはあたしを見て、ニコッと笑った。
「これから、あたし達の出会いを兼ねて、パーッとご飯でも食べに行かない?」
「ご、ご飯?」
ハナちゃんはすっかり乗り気らしく、鼻唄を響かせているほど。
そんなハナちゃんを見ながら、あたしは遼平さんのことを気にしていた。
あたしがいない夜ご飯、寂しいよね?
そう思って、ハナちゃんに断ろうとしたとき、タイミングよくあたしのケータイがなりだした。
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