執事が見つけたお嬢様


「深美さんってお仕事は何してるんですかね〜」



家に着くなり水上さんは自分ン家のように上がり「コーヒーのブラックでいいわよ」なんて言う



普通……

いいや、私の回りに普通の人なんていないし




「深美君はトレーナーよ。執事の教育係ってとこ」



「へ〜」



「まぁあの若さでトレーナーになれるだもん、大したもんよ」



水上さんはしばらく考えて


「深美君……執事業はまだしてないよね?」



「送り迎えなら……ついでにって感じて」




水上さんは何故か安心な顔をした



「そう……じゃ私帰るわ」



水上さんはそそくさに帰っていった


どうやら深美さんはここに来る前に何やら触れては行けない過去があるらしい




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