執事が見つけたお嬢様


深美さんはピラフを作ってくれた



かなり美味しい




「おいし―いっ!!」


「このぐらい作れて当たり前!!」




素直じゃないな〜


でも本当に美味しいから文句は言えない




夕食を終えて私はもっと深美さんのことを知りたくて


リビングで話をする



「深美さんって恋人とかいないの?」


「いないよ」


さらりと言う



「なんでっ?」


「執事業をするとどーしても自分の主を優先にあるから、別れる率が高いんだよ」


「へ〜」




「東沙は彼氏とかはいないだろ?」



「いないけど」



なんで決めつけてんのがムカツク




「あ〜キスもまだそう」



なっ!!


ビックリして何も答えられない私を見て深美さんがビックリしたようで



「その反応は……処女?」



私のコンプレックスまで言うなんて




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