執事が見つけたお嬢様


朝、起きたら深美さんは執事らしくなっていた




きっと、深美さんの過去を聞いた時点で深美さんは宮内家の執事に戻りたかったかもしれない




私は深美さんに顔を見られないように抱きついた


「今日、私を送り届けたら宮内家に戻って!」



「はい」




もう


二度と会うことはない





朝食も普段とはないも変わらない



もう



最後なんだ




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