執事が見つけたお嬢様
深美さんの荷物を私の部屋に置いておく
つーか深美さんはどこっ?
狭い家だから簡単に見つけることは出来る
深美さんは私たちのアルバムを見ていた
「この髪の長い人が私のお母さんだよ」
「似てるな……」
「お母さん……」
お母さんの写真を見てたら涙が出てきた
何回も何回も泣いたはずなのに
「俺が新しい家族になるよ」
深美さんの言葉は今の私には最大の優しい言葉
私は初対面の人に思い切り泣きついた
お父さん…秘書さん
私に深美さんくれてありがとう