桃色アルバム~その先の光~ Part2
「・・・・・・・上・・野・・・・」

「あぁ。心配かけて、悪かったな」



その瞬間、何かがプツン、と切れたようなきがした。

全員同時に、ぶわっと涙が溢れ出す。


ゆりかとさとこが抱き合って、大きな声で鳴き声をあげている。

ケイタら男子は、涙もぬぐうことができなかった。



「おまえ・・・っ・・何してたんだよ!」

渡部がずかずかと近寄り、むにっと上野の両頬をつねった。


「い、いひゃい!」

驚いた上野がまぬけな声をだす。

それに、ケイタは笑ってしまった。
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