桃色アルバム~その先の光~ Part2
それから1時間、折鶴の指導がはじまった。
最初はひーひー言っていた不器用なケイタも渡部も、1時間ちょっとで最初とは比べ物にならないほどのキレイなつるが出来上がっていた。
崎野もさとこも器用なもので、二人は30分ほどですっかりしみつき、今は15羽目に取り掛かっている。
ケイタたちは時間を忘れ、気がついたときには午後8時をまわっていた。
「いくつできた?」
「全員で・・・89羽だ」
崎野が指でつるを数えながら言った。
「結構できたな」
「帰ってからもするか」
「当たり前だよ」
そう言って、川嶋が全員に2束ずつ折り紙を渡した。
「さっさと仕上げて、上野に渡してやろうぜ」
渡部がポケットに折り紙をしまいながら言った。
「おう」と、全員が天井にこぶしを突き上げて、その日は終了となった。
最初はひーひー言っていた不器用なケイタも渡部も、1時間ちょっとで最初とは比べ物にならないほどのキレイなつるが出来上がっていた。
崎野もさとこも器用なもので、二人は30分ほどですっかりしみつき、今は15羽目に取り掛かっている。
ケイタたちは時間を忘れ、気がついたときには午後8時をまわっていた。
「いくつできた?」
「全員で・・・89羽だ」
崎野が指でつるを数えながら言った。
「結構できたな」
「帰ってからもするか」
「当たり前だよ」
そう言って、川嶋が全員に2束ずつ折り紙を渡した。
「さっさと仕上げて、上野に渡してやろうぜ」
渡部がポケットに折り紙をしまいながら言った。
「おう」と、全員が天井にこぶしを突き上げて、その日は終了となった。