桃色アルバム~その先の光~ Part2
それからは、ケイタは家に帰ってからも鶴をおり続けた。
夕食を食べることまでもがもどかしい。
のどに詰まらせながらも、ご飯を流し込み大急ぎで部屋に入った。
ドンは折り紙を踏みつけるので部屋の外だ。
さっきからしきりにドアをカリカリとかいてクンクンいっている。
その声さえ耳に入らないほど、ケイタは集中していた。
1羽1羽かかすことなく、つるの中へ上野への思いをこめて。
ケイタのまわりに大量のつるが転がっていて、もう折り紙がないことにケイタは気づいた。
自分の顔を照らす光に顔をあげると、カーテンの隙間から太陽がのぞいている。
時計を見ると、針は8時半をさしていた。
いつの間にか朝になっていた。
春休みは今日で終わりだ。
作り終えると同時に、今まで感じなかった疲労がケイタの体をおそった。
激しく眠気がおそってくる。
そのまま、いつしかケイタは眠りにはいっていた。
夕食を食べることまでもがもどかしい。
のどに詰まらせながらも、ご飯を流し込み大急ぎで部屋に入った。
ドンは折り紙を踏みつけるので部屋の外だ。
さっきからしきりにドアをカリカリとかいてクンクンいっている。
その声さえ耳に入らないほど、ケイタは集中していた。
1羽1羽かかすことなく、つるの中へ上野への思いをこめて。
ケイタのまわりに大量のつるが転がっていて、もう折り紙がないことにケイタは気づいた。
自分の顔を照らす光に顔をあげると、カーテンの隙間から太陽がのぞいている。
時計を見ると、針は8時半をさしていた。
いつの間にか朝になっていた。
春休みは今日で終わりだ。
作り終えると同時に、今まで感じなかった疲労がケイタの体をおそった。
激しく眠気がおそってくる。
そのまま、いつしかケイタは眠りにはいっていた。