桃色アルバム~その先の光~ Part2
「あんまり遅いからさ。みんなで来たんだ」
「寝顔、きっちり拝見させてもらったぜ」

川嶋と崎野がつなげるように言った。

ゆりかが渡してくれたコーヒーを開けて一気に飲み干す。

乾いていたのどに冷えたコーヒーが心地よく、疲れがすっと消えた。



「それにしても、アンタもよくやったね」

さとこが床の隅にかためられた鶴を見て関心した。



「間宮がこんなにやるやつだとは思わなかったぜ」
「何だよ、バカにしてんのか」

ケイタが頬をふくらますと、みんなが笑った。





< 7 / 23 >

この作品をシェア

pagetop