桃色アルバム~その先の光~ Part2
最後のひとつは、ケイタが通した。
「完成!!」
みんなとやると早いもので、あっという間に完成できた。
ゆりかとさとこが鶴を持ち上げる。
1番上には、大きな色とりどりに塗られた折鶴が誇らしげにたっていた。
「すげえな」
「広告でつくったんだ。ゆりかと2人でね。あとは絵の具で塗ったんだよ」
さとこが説明した。
「でも、2日で終わるのってすげくねえか」
「俺たちは、上野がかかってるかならな」
「早速、持って行こうよ」
ゆりかがいそいそと立ち上がった。
それにつられて、ケイタも立ち上がる。
その鶴に寄せられた思いはみんな一緒だった。
1羽たりとも、その思いがこめられていない鶴はいない。
それは、上野が絶対に帰ってくる、と信じているからこそ強く思えたことばだ。
ケイタたちはその思いを胸に、眠っている上野のそばにおいてもらった。
『早く上野が帰ってきますように』とこめられた千羽鶴を・・・・・
「完成!!」
みんなとやると早いもので、あっという間に完成できた。
ゆりかとさとこが鶴を持ち上げる。
1番上には、大きな色とりどりに塗られた折鶴が誇らしげにたっていた。
「すげえな」
「広告でつくったんだ。ゆりかと2人でね。あとは絵の具で塗ったんだよ」
さとこが説明した。
「でも、2日で終わるのってすげくねえか」
「俺たちは、上野がかかってるかならな」
「早速、持って行こうよ」
ゆりかがいそいそと立ち上がった。
それにつられて、ケイタも立ち上がる。
その鶴に寄せられた思いはみんな一緒だった。
1羽たりとも、その思いがこめられていない鶴はいない。
それは、上野が絶対に帰ってくる、と信じているからこそ強く思えたことばだ。
ケイタたちはその思いを胸に、眠っている上野のそばにおいてもらった。
『早く上野が帰ってきますように』とこめられた千羽鶴を・・・・・