CoA-ｺｱ

そこにリ-オール王国の兵士が待ち構えていた。
数名の兵士は戦車を動かしてナナに目がけて大砲を放った。
(ドンッ！！！)
大砲の弾がナナに命中した。
煙で周りは見えなくなった。
時間が経過し、煙が消え、視界が見えるようになった。
「…………ん？何？……な！ななな！！！」
煙が晴れ、人影が見えた。
人影は………ナナだった。
ナナは無傷だった。
大砲を当てたとしても、 ナナに傷一つ与えることも出来なかった。
ナナの右手にはいつのまにか長い剣が握られていた。
その剣で大砲の弾を一刀両断にしたのだ。
ナナはその勢いで長い剣を構え、戦車目がけて振りかかった。
(ズザッ！！)
鋭い刃が戦車を切り裂いた。
戦車の断面図が見え、真二つに切れた。
ナナは兵士の中心に入った。
兵士はこのチャンスを逃すことなく、導力銃で放った。
(ドン！ドン！ドン！)
複数の銃がナナに無傷だった。
しかし、ナナは無傷だった。
「目標は我々の中心にいる。この場から逃げることが出来ない。秘密兵器を使う時がきた！」
少佐らしき人が兵士らに大声で叫んだ。
兵士が取り出したのは、導力銃よりも強力の導力ミサイルだった。