幸せな夢。
「曖羅。いつまであの仕事続けんの?」
家に帰ると、彼氏の拓に声をかけられた。
「あんたに、関係ないでしょ?」
「お前に水商売とか風俗系の道で落ち込んで欲しくない」
「は?」
「俺一人で、お前を幸せにしたい」
「今のあんたに何ができるの?」
「今は、無理かもしれない。でも、絶対幸せにする自信ある」
「何その根拠のない自信」
「なぁ、曖羅。幸せとか、不幸せとか、誰が決めた? 幸せにならなきゃいけないって誰が決めた? 常識って何だ? 誰が決めた? 常識って、どういう意味を示す? お前なんかに教えられんの? 俺、全然わかんないんだけど」
「…そんなの知る訳ないでしょ!」
「じゃあ、何で人の事勝手に決めた!」
「あんたと、私は住む世界が違いすぎる。私は、汚い。汚れてる。あんたは、綺麗な世界で幸せになってほしいの。本当の幸せにね」
「違わなくない」
「え?」
「この世界は、元から汚い。どうしようもなく汚い。綺麗な世界じゃなくなった。金で人をモノのように買う世界になってしまったんだ。どうしようもない世界」
「…私、商品だもん。あの店の、商品になっちゃったもん」
「曖羅は商品なんかじゃない! 俺の彼女だ!」
…ねぇ拓?どうしてそんなに強くいれるの?何で私を守ろうと必死になってくれるの?
家に帰ると、彼氏の拓に声をかけられた。
「あんたに、関係ないでしょ?」
「お前に水商売とか風俗系の道で落ち込んで欲しくない」
「は?」
「俺一人で、お前を幸せにしたい」
「今のあんたに何ができるの?」
「今は、無理かもしれない。でも、絶対幸せにする自信ある」
「何その根拠のない自信」
「なぁ、曖羅。幸せとか、不幸せとか、誰が決めた? 幸せにならなきゃいけないって誰が決めた? 常識って何だ? 誰が決めた? 常識って、どういう意味を示す? お前なんかに教えられんの? 俺、全然わかんないんだけど」
「…そんなの知る訳ないでしょ!」
「じゃあ、何で人の事勝手に決めた!」
「あんたと、私は住む世界が違いすぎる。私は、汚い。汚れてる。あんたは、綺麗な世界で幸せになってほしいの。本当の幸せにね」
「違わなくない」
「え?」
「この世界は、元から汚い。どうしようもなく汚い。綺麗な世界じゃなくなった。金で人をモノのように買う世界になってしまったんだ。どうしようもない世界」
「…私、商品だもん。あの店の、商品になっちゃったもん」
「曖羅は商品なんかじゃない! 俺の彼女だ!」
…ねぇ拓?どうしてそんなに強くいれるの?何で私を守ろうと必死になってくれるの?