幸せな夢。
そして、食べ始めた拓は、子供みたいに笑ってどれも美味しいって言ってくれた。
その時、冷たかったのは、照れ隠しだって拓はわかったかな?本当は凄く嬉しかいよ。
けど、素直に喜ぶのが恥ずかしいんだ。



「なあ、どうしてこんなに旨い料理を作れるんだ?」
「誰かに喜んで貰えるための料理は、全部美味しんだよ」
「そういう事か?」
「そうだよ。だって、喜んで貰うために作ったんだもの」
「ばーか。そんな事いうなよ」



拓がそういった時、拓の顔が真っ赤になってるのを見てしまった。



「あれれ? 拓くん照れてるの? 可愛い♪」
「うるせぇ」
「可愛いっもっと赤くなれーっ♪」
「うるせぇって言ってんだろ! 可愛い言うな!」



ねぇ、拓。
今凄く愛しいよ。
どうして無邪気に笑えるの?
凄く愛しく見えるよ。
ずっとこうして居たい。
一緒に暮らすようになったら、こう言う風に時間を過ごすのかな?
これが当たり前になって、私たちの生活は変わるのかな? 
不安だけど、楽しみだよ。
早く、一緒に暮らしたいね。
だから、私頑張るよ。
拓に負けないくらい稼ぐ。
そして、二人一緒に幸せになろうね。
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