秘密の味
その時目があった

悲しいとやっぱりと言う目で見ている

私はそらさずに目をみてる

「おじゃま…しました」

ガチャ…

「いえいえ…」

ボソリと
返す言葉

私は邪魔してないよ

うん
邪魔してない


「ありさ…?」

「ただいまお兄ちゃん」


振り返ればお兄ちゃんがベットに寝ていた


ああ…
一応はそれなりにフリをしていた

ケド
最後まではしてないと
オーラで

にこりと

「泣いて帰ったよ?里沙さん」

「うん」


承知してるって
笑ってる
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