秘密の味
私は卓也をみて…

お兄ちゃんを見て…


テンパって…


「あーっと…トイレ!トイレ行ってくる!!」

「え?ありさ…」


「漏れそうなの!!」


卓也の不安そうな顔を無視してもうこの場所にもいたくなくて


逃げた


お兄ちゃんは
何も言わない


急いで階段を下り、トイレのドアを開けて鍵しめて


しゃがみ込む


「嘘…まぢありえない」


ほんと


ありえない
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