秘密の味
「け、けど!」

「ありさは安い女じやぁないし…君のでもない」


お兄ちゃんはまた笑って、卓也の顔を手で向かせる


「ありさは俺のだから、わかった?」


「でも!」


お兄ちゃんはまた私の邪魔をする


その時


「有〜?」


お兄ちゃんの部屋から彼女が呼んだ


「ああ…今いく、……じやぁまたね?」


「……」

「またね…もないか(笑)どうせ別れるでしょ?」


お兄ちゃんは最低な事を言い残して


自分の彼女のところへ行く
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