秘密の味
「兄弟だよ…!!お兄ちゃん…」


泣きそうなくらい…
嫌な気分


身動きできない
どこに行こうと…

捕まる


「兄弟だから?別にいいじゃん…俺はそう思うよ?」


「おか…おかしいよ!」


「俺はありさのお兄ちゃん…ケドいちお男だよ」


お兄ちゃん…

私はお兄ちゃんだと思わなかった


今目の前にいるのは……


お兄ちゃんではなく



一人の

「男」
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