秘密の味
「今日真美の家に泊まりたいんだけど…」


『真美ちゃん??えー!せっかく自慢のシチューだったのに今日…』


シチューかぁ…
あんなことなかったら絶対家帰るのになぁ……


『まぁ真美ちゃんがいいっていったなら…いいけど』


「許可はもらったよ」


『明日早く帰りなさい!じやぁね!あ!シチュー残りないかもよ(笑)』


軽い明るい話しをお母さんとしたおかげで



数分の
安らぎを得た気分



お兄ちゃんは私が逃げたと思うかな…


逃げるなんて当たり前だよ…


それとも
今笑ってるのかな…



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