天使と悪魔
大天使様はこの前とは比べ物にならないくらい怒っていました。

「ユーリ。これはどういうことです。何故あなたが悪魔なんかと。」

そういって、大天使様は落ち込んだ顔をされました。

「あなたは信頼していたのに。少し頭を冷やしなさい。」


そう言って、ユーリを牢獄に入れるように命じました。

しかし、大天使様は悲しそうな顔をなさっていました。



暗くてじめっとした牢獄は、すごく寒くて、大天使様のぬくもりが恋しくなりました。

疲れてユーリはしばらく眠ってしまいました。
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