天使と悪魔
入ってこないのではなく、入ってこれないのでした。


昼間のうちは、悪魔では天子商店街に入れません。

そこで、ユーリも境界線にもっと近づきました。

「ビート。会いたかった。」

そう言って笑うユーリをビートはまぶしそうに見ていました。

「そっか。俺もあいたかったよ。ユーリ。」

そう言って、手と手を触れ合わせました。


すると、境界線に穴があいてしまいました。

ビートはビックリして、天国に入ってきてしまいました。
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