からくり姫と戦士 ブレイクムーンワールド01
「皇女 歓迎のお言葉…感激です」
その話しぶりでハッシュアンはその客人が基本的にこれから自分の味方になってくれるであろうことは大体察しがついた。
「ようこそ 戦士の方…」
客人はギョッとした
二度ほど会話のキャッチボールをしたあたりで
客人は皇女が目が見えないことが大体分かった
しかし今日のその客人は見るからに淑女であった
しかし皇女はその女性からかすかに感じた火薬の匂いに
客人を戦士と言い当てた
「降参です 皇女様…」
「私はもうじき皇女ではなくなります
そのために この見えない目で生きていけるよう薬草の研究を続けているのです」
「そうですか…」
「私の薬草をあげましょう…あなたは二の腕に深い切り傷を放置していますね」
「よくおわかりになりますね…」
「薄い包帯から膿の放つ匂いがかすかに伝わってきます」
「降参です 皇女様」
ハッシュアンとその客人は二時間ほど薬草のあるハッシュアンの書斎で
客人にとっての本題に触れずに
薬草に関する会話を交わした。
その話しぶりでハッシュアンはその客人が基本的にこれから自分の味方になってくれるであろうことは大体察しがついた。
「ようこそ 戦士の方…」
客人はギョッとした
二度ほど会話のキャッチボールをしたあたりで
客人は皇女が目が見えないことが大体分かった
しかし今日のその客人は見るからに淑女であった
しかし皇女はその女性からかすかに感じた火薬の匂いに
客人を戦士と言い当てた
「降参です 皇女様…」
「私はもうじき皇女ではなくなります
そのために この見えない目で生きていけるよう薬草の研究を続けているのです」
「そうですか…」
「私の薬草をあげましょう…あなたは二の腕に深い切り傷を放置していますね」
「よくおわかりになりますね…」
「薄い包帯から膿の放つ匂いがかすかに伝わってきます」
「降参です 皇女様」
ハッシュアンとその客人は二時間ほど薬草のあるハッシュアンの書斎で
客人にとっての本題に触れずに
薬草に関する会話を交わした。