からくり姫と戦士  ブレイクムーンワールド01
「世界は、今のそこらじゅうの大小の乱立国家が発生する以前から
この地にとても、今の世界のレベル以上の
とても進んだ高度文明が存在していました

そういった高度文明の存在した証として世界中には遺跡が存在しています

あなたの慕っている機械人のそこのビーグも前時代の高度技術が受け継がれたものであるのです。

そして、世界中の大きな国はその遺跡の所有権を巡って世界戦争を繰り広げているのです。」

「その戦争というもので、多くの人が死んでいるのか?」

「そうです皇女様」

「アールも戦争に出た経験があるみたいだな」

「ええっ そうです」

「皇女様 話はもとにもどります
そしてこの国のある地域から
とても大規模な遺跡が最近発掘され始めました、そのことはまだ外国に知られては居ませんが知られるのは時間の問題です」

「そうか、この平和な国が
戦乱に巻き込まれてしまうというわけだな」

突然アールは舌をもつれさせて
最後にこう締めくくった
「この国が大国にそれら遺跡を提供することで戦乱や侵略を回避させようとしても
複数の大国がここの遺跡を狙っていたら
結果は目に見えています
どうしても戦乱に巻き込まれてしまいます」

「アール 私に何かそのことで出来ることがあるというのか?」

「ございます 皇女様」
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