私は小さな巨人に恋をした――
せめて「いいよ♪」って言えたなら……………
あ~、今なら言えるのに!
そんな私の中の葛藤を知るはずもない高広は、「ラッキー☆」とばかりに、ぱっと笑顔を見せて前の席の椅子に腰掛けた。
「お願いしやっす。俺馬鹿だから、教えんの大変だけど……」
「わかってんじゃん」
あ~……………この口、チャックしてしまいたい!
いつになったら【脱☆幼なじみ】なのか…………こんなんじゃ無理無理。
恋愛対象に見てもらえない~(泣っ)
高広に問題説明しながらも、自分の可愛いげなさにマジ凹みだよ――――――