私は小さな巨人に恋をした――
「なっ、なんでもないよっ。コンタクトの中にゴミ入ったみたい」
「ゴミ?ゴミかぁ」
良かった~。
咄嗟についた嘘に、疑う風でもなく素直に乗せられてくれた。
「なんだよ、急に泣くからビビったろ~?どれ見せてみ?」
急に近づいてくる顔にビックリ!
「いや、大丈夫。もう痛くないし………それより早く終わらせちゃお、夜中になっちゃうよ。タカちゃん明日朝練ある日じゃん」
「だ~か~らぁ、タカちゃん言うなっつ~の………ま、嫌だけど早いとこ済ますかぁ」
た、助かった。
私の心臓は爆発寸前。
高広意識し出してからは、アップに堪えられないよ……