私は小さな巨人に恋をした――
言いたいけど、この関係が崩れるのが怖くて言い出せない。
じっ…と高広を見つめた。
そんな気持ちが私を切なくさせるんだよ………タカちゃん、分かってる?
その時だった。
「俺……いつまでもお子ちゃまじゃねーし」
強い力でぐいって腕を引っ張られて、そのまま引き寄せられたのは……高広の腕の中。
……何!?
すっかり思考停止で固まってしまった私は、いとも簡単にベッドに押し倒された。
目の前には高広の顔。
両手を押さえ付けられて身動きが取れない。
すっかり組み敷かれる形となったわけだけど……
「俺だってなぁ、一応は立派な男なんだぞ、わかってる?」
「………」
「力だってお前が敵わない程度にはあるんだからな?」
「…………」
「……弥生?」
あまりの出来事に、目を見開いたまま、すっかり固まってしまった私はすぐに反応することができなかった。
数十秒経過………
その後。