私は小さな巨人に恋をした――






「高広!」


「えぇっ!?」











タカちゃんが!?怪我?意識ないって………どういうことよ!










ガタ~ン!














「ちょっ………弥生!?」













私は……気付いたら教室を飛び出していた。







一目散に体育館へ。

タカの安否が確認したかった。
だって、いてもたってもいられなかったんだもん。






















「………はぁ、はぁっ。高広は?」







急いで向かった体育館、キョロキョロしても高広の姿はない。
近くにいた男子の胸倉を掴む。







「今、先生達に保健室運ばれてった」









あまりの形相に驚いて、タジタジとなりながらも居場所を吐かせて、今度は保健室に。















タカちゃん……どうか無事でいて!






< 39 / 78 >

この作品をシェア

pagetop