私は小さな巨人に恋をした――
「しかしお母さん……」
「本人のやりたいようにお願いします」
それ以上聞きませんから!ってオーラを放って、話しは終了。
それには流石に俺もビックリして『ホントにいいの?万に一つの可能性に賭けてるんだけど……』って念を押した。
そしたら
「だって弥生ちゃんと同じとこ行きたいんでしょ?」
「なんで!?」
サラっと言われて、ビックリ。
俺の気持ち…バレてる!?
「昔から『僕、絶対弥生ちゃんのお婿さんになんだ♪』って言ってたじゃない。」
「んなのガキの頃の話しだろ」
「あらそう?今も片想いしてるくせに……寝言で『弥生…好き』って言ってるの聞いちゃった」
「はぁっ!?」
いつの間に?俺そんなこと……ええっ!?
「とにかく」
ずいっと近づいてきた、俺とそっくりの顔。