私は小さな巨人に恋をした――
Level‐Ⅲ
高広のおかげで、なんとか学校にも間に合った。
そして―――――
教室の一番後ろ、私の席の真後ろ…ロッカーの前に立たされている高広。
つまり
勉強はからっきし、学校には体育と給食を楽しみに通う、サッカー馬鹿だから(笑っ)
指名された問題が解けなくて………立たされんぼって訳。
「ちぇ……俺ばっかり」
なんて、ぶつくさ言ってふてくされる高広が可愛いやら可哀相やらで………