ぶるーすかいぶるー

第三幕 『大切なモノを護ること』

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「にしてもニコ遅いな」

顔の赤くなったガリが言う。

「あいつ店間違えてんのかな」


「ありえるな…あいつ抜けてるからな…」

「しゃあねえ、俺呼んでくる」

足元の覚束ないシンちゃんは靴を履いてふらふらと外へ行く。

「そーいえば一回シンが謹慎になったことあったよな」

「あー、あったあった」

「あいつバカなことしたよな」

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