お姫様と1.5人の男
「ねえ、桜太君。あの封筒の写真は何?」
家で何時も食べるカレーと全く違う美味しさに感動しつつも、
あたしは桜太君にさっきの封筒の事を聞いてみる。本当に我ながらに突然すぎだと思う。
「んなの、ジ……じゃなかった。後で教えてやる」
ジジイに聞けとでも言いたかったかもしれない。
でもそれは今此処では禁句。大峰さんはもう知っているから大丈夫だとしても、
渡部さんは玄一さんが今此処にいる事を知らない。
そしてこの場所にジジイと言う呼ばれ方をしてもおかしくない人は、
幽霊である玄一さん以外は誰もいない。
イコール、渡部さんに不審がられると言う事になる訳で。
桜太君は後で別の部屋でジジイにでも聞け、と言っているのだろう。
今玄一さんと話したくないから桜太君に聞いたんだけどな……ケチ。
それ以外、会話らしい会話はあまりなかった。
仕方ない。あんな事があったんだから。渡部さん以外は皆ダンマリ。
家で何時も食べるカレーと全く違う美味しさに感動しつつも、
あたしは桜太君にさっきの封筒の事を聞いてみる。本当に我ながらに突然すぎだと思う。
「んなの、ジ……じゃなかった。後で教えてやる」
ジジイに聞けとでも言いたかったかもしれない。
でもそれは今此処では禁句。大峰さんはもう知っているから大丈夫だとしても、
渡部さんは玄一さんが今此処にいる事を知らない。
そしてこの場所にジジイと言う呼ばれ方をしてもおかしくない人は、
幽霊である玄一さん以外は誰もいない。
イコール、渡部さんに不審がられると言う事になる訳で。
桜太君は後で別の部屋でジジイにでも聞け、と言っているのだろう。
今玄一さんと話したくないから桜太君に聞いたんだけどな……ケチ。
それ以外、会話らしい会話はあまりなかった。
仕方ない。あんな事があったんだから。渡部さん以外は皆ダンマリ。