お姫様と1.5人の男
「憑依して俺の身体を操ろうったってそうはいかないからな!?」
『むっ!? 儂がやろうとした事に気付かれたか! だが、雪佳ちゃんの前で“ちっ”はないだろうに……』
憑依して殴ろうとしたんだ、玄一さん。
傍(はた)から見たら桜太君が自分で自分を殴っているようにしか見えないのにね。
ていうか!何で舌打ちされなきゃならないの!?
『ほれ、雪佳ちゃんも舌打ちの真相を知りたがっているじゃないか』
「あ? 別に意味なんてねえよ。ただ……」
「ただ?」
『ただ……なんだい?』
あたしがいる事に舌打ちをしたならば、ショックだけどまあ仕方ない。
桜太君の次の発言を待った。
『むっ!? 儂がやろうとした事に気付かれたか! だが、雪佳ちゃんの前で“ちっ”はないだろうに……』
憑依して殴ろうとしたんだ、玄一さん。
傍(はた)から見たら桜太君が自分で自分を殴っているようにしか見えないのにね。
ていうか!何で舌打ちされなきゃならないの!?
『ほれ、雪佳ちゃんも舌打ちの真相を知りたがっているじゃないか』
「あ? 別に意味なんてねえよ。ただ……」
「ただ?」
『ただ……なんだい?』
あたしがいる事に舌打ちをしたならば、ショックだけどまあ仕方ない。
桜太君の次の発言を待った。